おひとりさまでもだいじょうぶ。 著/キーパーズ社長 吉田太一

おひとりさまでもだいじょうぶ。 10月18日より全国の主要書店/ネット書店で発売されます!
◆ 著/吉田太一
◆ 出版/ポプラ社
◆ 四六判変形並製
◆ 定価 本体価格1,260円(税込)
◆ 2008年10月18日 配本予定
◆ ISBN978-4-591-10490-3
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孤独死というと、つい高齢者を思い浮かべがちですが、実際は30代、40代が意外と多いのです。 本書は日本で初めて遺品整理専門の会社を立ち上げた著者が、孤独死の現場をもっともよく知る立場として緊急提言。

75万部のベストセラー「おひとりさまの老後」の著者・上野千鶴子氏との特別対談収録

女のおひとりさまと男のおひとりさまの違いや、これからのおひとりさま像などについて
丁々発止のやりとり!も、必読。
「おひとりさま」は男と女でこれだけ違う。
弱さで共感しあえる女、「ヘルプミー!」といえない男・・・

著者ならではのちょっとユニークな26のアドバイス付き。

「いい本を読んだら、誰かに貸してみる」「近所の樹木や空、風から季節を感じる」
「故障した電化製品はすぐに修理する」など
プロフィール
著者/吉田太一(よしだ・たいち)
1964年大阪市生まれ。引越運送業を経て、2002年、遺品整理のサポートの必要性を感じ、「天国のお引越し」(R)をキャッチフレーズとした日本初の遺品整理専門会社「キーパーズ」を設立。遺品整理業をビジネスモデルとして確立させたことでマスコミから大いに注目を浴びる。
創業から6年の間に、1000件あまりの孤独死の現場を経験。最近では、本業以外に、孤独死を防ぐためにDVDの作成配布や講演活動などを行っている。
既刊に「遺品整理屋は見た!」「遺品整理屋は見た!!」(ともに扶桑社)があるが、その反響は
きわめて大きく、2008年冬フジテレビ系でドラマ化される予定である。
- 「おわりに」より -
現在、「おひとりさま」ではない人も、「おひとりさま」になる可能性はおおいにあります。
今後ますます「おひとりさま」は増えていくでしょう。
でも「おひとりさま」は、決して不幸なことでも、悲観すべきことでも、ましてや人より劣っていることでもないのです。
それどころか、これからの「人間の生き方」のひとつとして、新たな光を示せるものだと、私は強く思うのです。 
購入前に少しだけ、「おひとりさまでもだいじょうぶ。」を紹介します!

「第3章 孤独死を避けるために、今日からできること」より

4、親友よりも友達をつくる

あなたには「親友」と呼べる人がいますか?
何を基準に「親友」と決めていますか?
相手は、あなたのことを「親友」と思っていますか?
「親友」と「友達」の違いはなんでしょうか?

私は親友でなくても、友達がたくさんいれば幸せだと思っています。
親友は得がたく大切なものですが、それゆえ難しい部分もたくさんあるのです。
たとえば、悩みごとを聞いてほしいとき。
友達なら、こちらが期待していたような対応をしてくれなくても、それほど不満は残りません。
しかし親友の場合、期待した通りの対応をしてくれないと期待が高かった分、不満や寂しさを感じることになります。

この「期待が高い」が曲者なのです。
「私は人付き合いが苦手」という人。
それは「協調性に乏しい」ことも原因のひとつかもしれませんが、「人間関係に期待を高くもち過ぎる」とも言えるのかもしれません。

「親友」の定義も、どこか勘違いしている人が多いような気がします。
ある人はこう言いました。
「親友だと思っていたのに、こんなに考え方が違うんだと思ってショックだった」
人間ひとりひとり、考え方が違うのは当たり前です。 
「自分と考え方が同じでなければ親友じゃない」なんて思っていたら、親友なんてできないし、友達を作るのも難しいのではないでしょうか。

すべてにおいて自分と考え方の同じ人などはいません。 
まずは考え方の似ているところ、気の合うところだけ、付き合えばいいのです。
そういう意味では、自分とは考え方の違うタイプのほうが期待度が低い分、付き合いやすいともいえます。
人間関係はあまり深刻に考えると疲れます。
考え方が違っても大丈夫。
1年や2年、なんだったら10年音信不通だって、「友達をやめる!」と宣言しない以上、友達は友達です。
場合によっては「友達をやめる!」宣言をしたって、友達に戻れることもあります。

親友を作って、その対応に一喜一憂するくらいなら、気軽な友達をたくさん作りましょう。
家族、友達、職場の上司や同僚、趣味の集まりで出会った人、一度知り合った人々はどんな人でもあなたの友達、あなたの大切な財産です。
この財産はいくらいっぱいになっても困ることはないし、遺産相続で遺族たちが骨肉の争いをする心配もありません。
遠慮しないでたくさん集めてください。

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